太平洋フェリーの新造船「きたかみ」が1月25日から就航しました。<br />太平洋フェリーの新船就航は2011年のいしかり以来8年ぶりです。<br />先日名古屋で船内見学会があり見学に行って来ました。<br />太平洋フェリーは1992年就航の2代目「いしかり」以降、2代目「きそ」、3代目「いしかり」まで26年連続でフェリー・オブ・ザ・イヤー（雑誌クルーズ）を受賞しています。<br /><br />　ニューきたかみにもその期待がかかっていますが、実際に船内見学してみてこれまでの豪華客船をイメージした路線から大きく変更されているのには驚きました。仙台～苫小牧航路に特化して設計されており、パブリックスペースやレストランの内装の貧弱さにガッカリ。<br />「きたかみ」からは大部屋がなくなり、最低でも寝台以上になり、最廉価のC寝台は「いしかり」の2等大部屋と同じ料金です。新しい「きたかみ」からはスイート船室(4室>0室)がなくなり、特等(63室>10室)、1等(80室>48室)の船室の数が減少しました。<br /><br />　ラウンジやラウンジショーが無くなりクルーズ色が薄くなりましたが、雑魚寝はなくなり、ペットと一緒に過ごせる1等ウイズベッドや2段ベッドを2台巧みに組み合わせた1等クロスツインなど斬新な客室には拍手を送りたい。<br /><br />横浜の見学会では車両用のランプウェイから乗下船して車両甲板の見学もできた様ですが、名古屋港では人道橋を使って舷門から乗下船でした。<br /><br />＜新きたかみ・シップデータ＞<br />就航：2019年1月25日<br />総トン数13,694トン、全長192.5m、全幅：27m、<br />最大速力24.55ノット、旅客定員535人、<br />トラック166台、乗用車146台<br /><br />

太平洋フェリーのニューきたかみ名古屋入港と船内見学会レポート

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2019/02/10 - 2019/02/10

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旅行記グループ名古屋港

夢道乗光さん

　太平洋フェリーの新造船「きたかみ」が1月25日から就航しました。
太平洋フェリーの新船就航は2011年のいしかり以来8年ぶりです。
先日名古屋で船内見学会があり見学に行って来ました。
太平洋フェリーは1992年就航の2代目「いしかり」以降、2代目「きそ」、3代目「いしかり」まで26年連続でフェリー・オブ・ザ・イヤー（雑誌クルーズ）を受賞しています。

　ニューきたかみにもその期待がかかっていますが、実際に船内見学してみてこれまでの豪華客船をイメージした路線から大きく変更されているのには驚きました。仙台～苫小牧航路に特化して設計されており、パブリックスペースやレストランの内装の貧弱さにガッカリ。
「きたかみ」からは大部屋がなくなり、最低でも寝台以上になり、最廉価のC寝台は「いしかり」の2等大部屋と同じ料金です。新しい「きたかみ」からはスイート船室(4室>0室)がなくなり、特等(63室>10室)、1等(80室>48室)の船室の数が減少しました。

　ラウンジやラウンジショーが無くなりクルーズ色が薄くなりましたが、雑魚寝はなくなり、ペットと一緒に過ごせる1等ウイズベッドや2段ベッドを2台巧みに組み合わせた1等クロスツインなど斬新な客室には拍手を送りたい。

横浜の見学会では車両用のランプウェイから乗下船して車両甲板の見学もできた様ですが、名古屋港では人道橋を使って舷門から乗下船でした。

＜新きたかみ・シップデータ＞
就航：2019年1月25日
総トン数13,694トン、全長192.5m、全幅：27m、
最大速力24.55ノット、旅客定員535人、
トラック166台、乗用車146台

エリア

名古屋港(愛知)

同行者: 友人

交通手段: 私鉄徒歩

きたかみが名港西大橋を潜り抜けて見えてきました。
新きたかみとは初対面です。
フェリーターミナルに向けて直角に回り込んで進入してきます。
就航して間もないので　さすがに船体は真っ白で綺麗！
赤い名港西大橋と真っ白の船体が映えます。
船名の字も真新しく鮮明
船首部分と名港中央大橋
右舷側のきたかみと搬入待機の自動車
左舷後方部の船名・船籍港の字も真新しく鮮明
当日は金城ふ頭駅からフェリーターミナルまでの無料シャトルバスが用意されました。
フェリーターミナル玄関の船内見学会会場の看板
受付には見学客が長蛇の列
（受付順で整理券が渡され、整理券のグループ番号順で乗船しました）
フェリーターミナルの受付カウンターに掲示されている名古屋と仙台と苫小牧の気候、気温、波の高さが興味深い

特等室、1等室は満室。
高い料金の部屋の方が人気があるようです。
乗船口に設置された歓迎ボード。
きたかみのエントランスは6デッキ。
インフォメーションと売店が隣り合わせでスタッフの人は忙しそう
ロビーにはノンアルコールのシャンペーンが無料で提供されました。
船内のデッキプラン
乗船客のキャビンやくつろぎスペースは6デッキ、7デッキに集約。
船内見学券には抽選番号が印刷され、当選者には太平洋フェリーのグッズがプレゼント。（特等は優待乗船券）
1番違いで外れて残念！
エントランスホールに設けられたキッズキャビン
子供が退屈したり迷い子がでないよう乗船口の目の前に配置。

プロジェクションマッピングで表示される映像は動きに反応する仕掛けになっており、エアーホッケーなどのゲームもできる。
中央階段踊り場のプロジェクションマッピング
レストラン「グリーンプラネット」
「きたかみ」のレストランは「グリーンプラネット」だけ。
一人掛けのカウンター席もあり、一人旅でも座りやすくてグッド。
テーブルクロスもなく、壁は白一色、カーテンまで白なので華やかさがありません。

全食バイキング形式のレストラン食券自動販売機
旧「きたかみ」は他船に比べて料金が低く設定されていましたが、新「きたかみ」は「いしかり」「きそ」と同じ料金です。
夕食2,000円、朝食・昼食は1,000円（大人料金）
プロムナードには太平洋フェリーとは縁が深い柳原良平さんのリトグラフ
柳原良平さんと旧きたかみのリトグラフが素敵！
いしかりと比較すると簡素で貧弱な感じのプロムナード
カーテンもなく飾り気がない　ただ白いだけの壁にはプロジェクションマッピングが投影されています。
ピアノも置いている７デッキのパブリックスペース
折角ピアノを設置しているなら自動演奏ピアノにして無人演奏でもしたら良いのに・・・。
デッキ６とデッキ７を結ぶ中央階段の天井にはプロジェクションマッピングで映像が表示されていますが、簡素な感じ
窓も大きく快適な特等(洋室）
各部屋にはバスタブが付いています。
特等洋室はA期間（通常期）は貸切料金不要で1人で利用できます。
上下のベッドがL字に組まれ斬新なベッド配置の1等クロスツイン。
上下段で顔を合わせられ会話が弾みそう
階段の下に荷物置き場があったり、椅子が収納されていたりして工夫されています。
A期間（通常期）は貸切料金不要で1人で利用できます。
バリアフリー1等室
バリアフリー1等室の広々としたシャワールーム